高校物理の問題解説: 平均の速度と瞬間の速度

問題:平均の速度と瞬間の速度

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図1に示す\(x-t\)グラフについて、以下の問いに答えよ。
問1 時刻2.0秒から4.0秒の間の平均の速さを求めよ。
問2 時刻2.0秒における瞬間の速さを求めよ。


   

〔解き方〕

   

 〔公式〕

 ◆速度の定義 

  \(v = \frac{x_2 – x_1}{t_2 – t_1} = \frac{\Delta x}{\Delta t} \cdots (1)\)

  \(v\):速度
  \(x_1\):初めの位置
  \(x_2\):終わりの位置
  \(t_1\):初めの時刻
  \(t_2\):終わりの時刻
  \(\Delta x\):変位
  \(\Delta t\):経過時間

平均・瞬間の速度の詳細はコチラ!(Map)
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〔解答と解説〕

問1

 答え:\(5.5\,\text{m/s}\)

式(1)を用いて図2の黄線の傾きを計算する要領で求めます。
\(v = \frac{x_2 – x_1}{t_2 – t_1} = \frac{14.0 – 3.0}{4.0 – 2.0} = \frac{11.0}{2.0} = 5.5\,\text{m/s}\)


問2

 答え:\(3.0\,\text{m/s}\)

時刻\(2.0\,\text{s}\)における瞬間の速さは、接線の傾きを求めることで得られます。
よって、式(1)を用いて図3の黄線(接線)の傾きを計算します。
\(v = \frac{9.0 – 0.0}{4.0 – 1.0} = \frac{9.0}{3.0} = 3.0\,\text{m/s}\)